長谷川穂積 拳闘史に残した不死鳥伝説 大翔君「憧れの存在、日本一」
「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(16日、エディオンアリーナ大阪)
長谷川穂積(35)=真正=が2年5カ月ぶりの世界戦を9回終了TKOで制し、5年5カ月ぶりの世界王者返り咲きを果たした。35歳9カ月の世界奪取は国内男子最年長記録。8月上旬、練習中に左手親指を脱臼骨折し、手術という逆境を乗り越え、国内4人目の3階級制覇を達成した。
家族一丸で悲願をかなえた。長男・大翔君と長女・穂乃ちゃんをリングに上げた長谷川は「こんなところで試合してるんやぞ。ここから見る景色はどうや」と優しく語りかけた。
前回、リングに上がった記憶がない穂乃ちゃんは「人がたくさんいてきれいだった」と目を輝かせた。父を抱き上げた大翔君は「減量をしてるし、うれしかったから軽く感じた」と笑顔。「(父は)憧れの存在。日本一だと思っています」と誇らしげに見つめた。
リングサイドで見守った妻の泰子さん(37)は、夫の勇姿に「この姿を見ることはできないと思っていた」と涙。「ダメージは心配だったけど、本人が大丈夫だと言うのを信じてサポートした」と、ともに戦った日々を振り返った。
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