稲葉がW-1王座V1!「ボクらが引っ張る」若手軍がベテラン連合軍と5対5戦
「プロレス・WRESTLE-1」(18日、後楽園ホール)
WRESTLE-1チャンピオンシップ戦が行われ、王者の稲葉大樹が前王者KAIとのリマッチを制して初防衛に成功した。
稲葉は、自身の戴冠を「マグレ」と訴えるKAIから場外で長時間の猛攻を受けるなど苦戦。だが、気迫をむき出しにしてフライングショルダータックル、卍固めなどを繰り出して反撃し、さらには頭突きでKAIを流血に追い込む。
それでも、KAIに雪崩式でフィッシャーマンズドライバーのLAT、サンダーファイヤーパワーボムなどの大技を連発され、何度もカウント2・9まで追い込まれたが、最後は原爆固め、猛虎原爆固めを連発してKAIを返り討ちにした。
試合後は「これからのWRESTLE-1はボクらが引っ張る」宣言し、若手レスラーたちをリング上に呼び寄せた稲葉。だが、そこにリアルデスペラードのNOSAWA論外と火野裕士、トリガーの近藤修司と河野真幸、ニューワイルドオーダーの葛西純と各ユニットのベテランレスラーがリングに登場し、次々と若手に苦言を浴びせた。
これに稲葉は「河野さん、オレたちもう一度気持ちを一つにしてWRESTLE-1を盛り上げていきます」とアピール。河野に「お前らが束になってやったって何もできねえって言ってんだよ、この野郎!」と一喝されると、「じゃあオレたちとやりましょうよ。5対5でやりましょう」と、対戦を呼びかけた。
すると、いきなりの提案に困惑する河野を尻目に葛西がマイクを握り、「おもしれえじゃねえか。オレたち5人いるからよ、お前ら誰が出るんだ?」と独断で受諾。稲葉は熊ゴロー、土肥孝司、黒潮“イケメン”二郎を指名すると、残る1人にルーキーの藤村康平が名乗りを上げた。
そして、稲葉が「今度の後楽園で5対5のイリミネーションでやってやりますよ」と宣言すると、葛西は別々に行動しているベテランらと無理やり抱き合って共闘を求め、10月9日の後楽園ホール大会での対戦が決定的となった。
また、WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ王者決定戦はカズ・ハヤシ、鈴木鼓太郎組が近藤修司、“brother”YASSHI組を下して王座奪取。WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップは王者の児玉裕輔が吉岡世起の挑戦を退けて初防衛に成功した。