大仁田「力になりたい」 バリアフリープロレス「WILD HERO2」に参戦!
プロレス興行「WILD HERO2~ヤミキ追悼興行」(11月5日、東京・新木場1stRING)を主催するGPSプロモーションは29日、都内で会見を行い、大仁田厚が参戦することを発表した。
聴覚障害者レスラーが活動し、老若男女、健常者、障害者の隔てなく誰もが楽しめるバリアフリー空間を目指す同興行。大仁田が参戦するに至ったのは、大仁田がかねてから障害者スポーツを応援していたことと、エースレスラーの友龍と大仁田との縁だ。
友龍は自身の聴覚障害を理由にレスラーを志すことを迷っていた頃、大仁田が立ち上げて間もないFMWを観戦。そこで友龍の気持ちを知った大仁田から「どんな時でも、自分をしんじて生きて下さい。オレもがんばります」との手書きのメモを手渡され、それを支えにしてレスラーになった。
友龍は26日の超戦闘プロレスFMW後楽園ホール大会に出場していた恩人の大仁田を訪ねて出場を要請し、大仁田は快諾。大仁田は事務所を通じて「かねてから障害者スポーツを応援していたので、今回の要請も快く受けた。ぜひ力になりたい」とコメントした。
大仁田はメーンイベントの8人タッグ有刺鉄線ボードストリートファイトマッチに出場。友龍、保坂秀樹。ケン片谷と組んで百太聾をマネジャーにつけ、ワイルドベアー、ワイルドセブン、X、ワイルドシューター2号にワイルドコモンをマネジャーにつけたワイルド軍団と対戦する。
同興行は、GPSプロモーション代表取締役の佐藤剛由氏の実父で聴覚障害者プロレスの草分け的存在のヤミキ(本名・佐藤幹夫)さんが、今春に65歳で急逝したことを受けての追悼興行として開催される。
また、休業中だった女子プロレスラーの小波がGPSプロモーションに加入することが決まり、同興行で復帰戦を行うことも発表された。