亀田和毅がかつて提訴の協栄ジム入り 興毅社長「純粋にうれしい」

協力を誓い握手する亀田興毅氏(右)と金平桂一郎会長
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 協栄ジムの金平桂一郎会長(50)と元世界3階級制覇王者で亀田プロモーション社長の亀田興毅氏(29)は7日、都内で会見し、亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)が協栄ジムの所属選手としてボクサーライセンスを申請し、2013年12月以来の日本リング復帰を目指すと発表した。和毅は日本時間16日にメキシコで試合が予定されており、現在米ラスベガスで合宿中という。

 亀田プロは9月に東日本ボクシング協会にジム移籍希望を申請。協会はこれを容認し、協力を約束していた。手続き上は亀田ジムが協会に加盟していないため、「移籍」でなく「所属」という形になった。

 金平会長は「旧知の仲なので私の方から亀田社長に連絡した。純粋に和毅選手を日本のリングでやらせたい。協栄で預かっていただけないか、ということ。できるだけ早くライセンスを申請したいし、発行されれば試合実現に努力したい」と経緯を説明した。

 興毅社長は「和毅がまた日本でできることになって純粋にうれしく思う。まだ25歳で、ますます謳歌(おうか)していくことになるでしょう」と述べた。また、日本ボクシングコミッション(JBC)による資格停止で損なわれたファイトマネーなど6億6千万円の損害賠償を求めた裁判については「弁護士に任せている」とだけ話した。

 亀田プロは08年にファイトマネーの未払いを巡り協栄ジムを提訴したが、11年に和解。興毅社長と握手してみせた金平会長は「驚かれた方もいるかと思いますが、これも縁だと思う。いろんな思いがあるからこそ、分かり合う気持ちがある」と強調した。

 JBCの秋山弘志理事長は「ライセンス申請があれば受け付け、協議します。元々、選手を処分したわけではないし、せっかくの選手の芽をつむことはないのでは」とコメントした。

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