オカダ平然 1・4「涙の雨を降らせる」宣言のオメガに「甘くない」
新日本プロレスは11日、都内で来年1月4日の東京ドーム大会へ向けた会見を行い、メーンイベントのIWGPヘビー級選手権試合で対戦する王者オカダ・カズチカと挑戦者ケニー・オメガが舌戦を繰り広げた。
両者のシングルマッチは初めて。外国人としては06年のブロック・レスナー以来となる、1・4東京ドームのメーンに出場するオメガは「新日本はお前のことをとてもよく扱っている。ハングリーさも苦労も何も味わうことなくここまで来た。だが、日本ではなくアメリカで戦っていた時には苦労、ハングリーさを経験した。もう一度、それを東京ドームで思い出させてやる」とオカダを挑発。
だが、オカダはこれに動じることなく「確かに苦労したことがないので、それを経験させてくれるのであれば、経験してもっともっとベストなレスラーになりたいと思います」と、平然と言い放った。
オメガのオカダ批判は止まらず「お前の試合にはハート、ハングリーさが見られない」と指摘。これにもオカダは「ないかもしれないですね。なぜなら全部、自分の思ったようにできてしまいますから」と切り返した。
そして、オメガは「オカダにはファンがたくさんいる。オレがチャンピオンになってオカダが落ちていくところを目の当たりにし、涙の雨を降らせるファンがたくさん現れるだろう」と不敵に同王座初戴冠を宣言。オカダは「ケニーはいろいろ言ってましたけど、東京ドームのメーンはそんなに甘くないと言いたいですね」と、最後まで王者らしく冷静だった。