田口、最強の挑戦者選んだ 5度目防衛戦は16勝無敗のハードパンチャー
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(12月31日、大田区総合体育館)
ワタナベジムは21日、都内でダブル世界戦の対戦カードを発表した。WBAライトフライ級王者、田口良一(29)は同級3位で16勝無敗のカルロス・カニサレス(23)=ベネズエラ=と5度目の防衛戦を行う。
田口らしい選択だった。6人の対戦候補の中から一番危険な相手を選んだ。渡辺均会長が「ちゅうちょした」相手だが「やらせてください」と言う田口の熱意が勝った。
カニサレスは高いKO率を誇る強打者で、15年10月には現同級1位のロベルト・バレラ(コロンビア)を下している実力者。「強い相手と闘って評価されたい」田口にとって、絶好の相手だった。
「お客さんは(00年の)畑山(隆則)さんと坂本(博之)さんのような、どっちが勝つか分からない試合を見たいと思う。強気の自分を見せたいし、打ち合って勝ちたい」と、5度目の防衛に気迫をみなぎらせた。
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