中島安里紗、JWP王座奪取も直後に退団発表
「プロレス・JWP」(3日、後楽園ホール)
JWPの絶対的エースである中島安里紗(27)がJWP無差別級選手権試合で王者の木村響子(39)を下して新王者となり、直後に12月28日の後楽園ホール大会を最後に退団することを発表した。
試合は、木村の要求に中島が折れてストリートファイトルールのドレスアップ・ワイルドファイトで行われた。有刺鉄線ボード、チェーン、イス、テーブルなどの凶器を持ち込んだ木村に対し、中島は丸腰。両者ともに額から流血し、有刺鉄線ボードに被弾した死闘は最後、時間切れ26秒前の29分34秒に中島が変型ハーフネルソンスープレックスホールドのD×Dで木村を葬り去った。
試合後、中島はチャンピオンベルトを腰に巻くとリング上で「ここで叫びたかったこと、それは、私はJWPが大好きだ」と絶叫し、続けて「トップとして、エースとしてここまでやってきたことに誇りを持っているし、本当に最高の時間でした。でも私は、もっともっと上を見てみたい。だから、次の12月28日、後楽園ホール大会がJWPの所属最後の大会になります」と退団を発表。突然の話に客席は大きくどよめいた。
インタビューでは、退団の理由を「このJWPの無差別のベルトがトップだと思えなくなった時点で、私の心は決まっていました。(最初の所属団体)AtoZがなくなって、JWPに拾ってもらって、こんな恩は返せない。返さなきゃと思ってずっといたけど、ここにいても一生返しきれないぐらいの恩がある。でも、それは中にいることだけではなくて、いろんな形の恩返しがあると思うし、そこにとらわれずに、とにかく強くなりたい、勝ちたいという気持ちを求めて、もう一回プロレスをやりたいというのが一番の本音です」と説明。「女子プロレス界にベルトがたくさんある中で、他団体にも一時期たくさん出させてもらって、いろんな選手と戦ってすごい楽しくて。私はここでベルトを巻いて、エースだ、トップだ、ついてこいという風にはなれなかった」と続けた。
「今日の選択が私にとっても、JWPにとっても、みんなが中島は間違ってなかったんだなと思う日を必ず来させるという約束をして、やめていきたいと思います」と、前向きな退団であることを強調した。
退団後はフリーで活動するとのことで、残り2カ月弱のJWPでの戦いを、「私は毎試合全力でやっているし、自分のできる覚悟はみせているつもり。変わらず戦って行きます」と全力ファイトで駆け抜けることを誓った。
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