井上尚弥 圧勝KO防衛宣言 接戦はNO『やっぱ、強えな』の印象だけ残す
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(12月30日、有明コロシアム)
大橋ジムは9日、都内で12月30日に東京・有明コロシアムでダブル世界戦を行うことを発表した。メインはWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)が、前WBA世界同級王者の河野公平(35)=ワタナベ=を相手に迎える4度目の防衛戦。
井上尚のV4戦の相手は、日本ライトフライ級王座を獲得した田口良一(ワタナベ)以来3人目、世界戦では初の日本人対決となった。この試合が大橋ジムの主催1000試合目となり「縁を感じます。いい形で飾りたい」と区切りの大役を果たすつもりだ。
河野については「(コンセプシオン戦を)見ましたけど、非常にタフだった。これまで特別に意識したことはなかったけど、どうせなら統一戦でやりたかったですね」と、残念そうな顔も見せた。
「日本人対決は、競ると相手の応援が大きくなる。そうさせないよう一方的に自分のボクシングでKOしたい。『やっぱ、強えな』の印象だけ残して終わらせたい」と判官びいきを許さぬ圧勝宣言。
大橋会長は「河野はキャリアがあるし、しつこいし、闘い方を知っているクセ者。雰囲気もいつもと違うと思うが、それも踏まえて来年大きな舞台に立ってほしい」と、世界進出への最終テストと位置づけている。