初のタイトル戦に挑む山中竜也「ここで勝たないと先がない」
「ボクシング・東洋太平洋4大タイトルマッチ」(11日、神戸市立中央体育館)
前日計量が10日、神戸市内で行われ、8選手とも一発クリアした。東洋太平洋ミニマム級王座決定戦は同級2位・山中竜也(21)=真正=が同級1位で元WBO世界同級王者の強豪・メルリト・サビーリョ(32)=フィリピン=を相手に初のタイトル戦に臨む。戦績は山中が12勝(3KO)2敗、サビーリョが25勝(12KO)3敗1分け。
「相手は当然強いけど、ここで勝たないと先がない。どういう内容であれ勝ちたい」。山中は目標の世界王座へ向けた大きな関門に気合を入れた。
6人兄弟の長男。小4からは母1人で子供を育ててくれた。自らは中学卒業後、真正ジムに入門。ボクサーとしての成功が母への何よりの孝行になる。
3階級制覇王者・長谷川穂積(35)にあこがれ、ボクシングを始め、常に背中を見てきた。9月16日、偉大な先輩が世界に返り咲いた時、「努力は裏切らないと思った」と、感動した。「いつも通り、足を使ったら大丈夫」と長谷川からもらった助言を胸に、必勝出陣だ。
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