井上拓真の世界戦中止 右拳負傷

 ボクシングの大橋ジムは12日、WBO世界バンタム級7位の井上拓真(20)が練習中に右拳を負傷し、12月30日(有明コロシアム)のWBO世界バンタム級タイトルマッチを中止すると発表した。

 9日に都内で兄・尚弥の4度目の防衛戦とともに世界初挑戦が発表されたばかり。関係者によると、拓真は記者会見後にジムに戻り、練習中に痛みを訴えたという。

 12日にMRIなどの精密検査を受けた結果、試合の回避を決めた。詳細は後日発表される。拓真は「兄弟世界王者は子供の頃からの夢。調子がいいので楽しみ」と話していた。

 兄の尚弥も14年にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得した試合で右拳を負傷し、復帰まで1年を要した。

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