「ボクシング・ＷＢＡ世界ミニマム級タイトルマッチ」（１２月１４日、タイ）

　ワタナベジムは１２日、都内で小野心（３３）がＷＢＡ世界ミニマム級王者ノックアウト・ＣＰフレッシュマート（２６）＝タイ＝に挑戦すると発表した。

　小野は１２月１４日、タイで、１４年５月の高山勝成（仲里）戦以来２度目の世界挑戦となる。「チャンスを与えていただいて感謝している。ＫＯを強く意識する」とビッグチャンスに燃えている。

　９月１９日、熊本での日本タイトル挑戦は期するところが大きかったが、偶然のバッティングによる負傷ドローに終わった。「１、２ラウンドが終わって、さあペースを上げていこうというところだったので悔しかった」という無念も背中を押す。

　４月にはタイで６回戦を経験した。２回ＴＫＯ勝ちだったが「世界戦とはまったく雰囲気は違うと思います」と言う。「タイのことはいろいろ聞いています。ジャッジが向こうよりだったり、リングが滑りやすかったり、宿泊先のことだったり…。それも受け止めて冷静にいきたい」と力を込めた。