井岡一翔、おおみそか統一戦へ合宿開始 2泊3日で80キロ走り込む
「ボクシング・WBA世界フライ級王座統一戦」(12月31日、島津アリーナ京都)
史上最速3階級制覇王者でWBA世界フライ級王者の井岡一翔(井岡)が14日、和歌山県白浜町で6年連続大みそか戦へ向け、恒例のキャンプを開始した。同暫定王者スタンプ・キャットニワット(タイ)と4度目防衛戦となる王座統一戦を行う。
2泊3日で約80キロを走り込み、下半身を徹底強化する。「やるしかない。やらないといけないことは分かっている。打ち勝てる下半身とスタミナがポイントになるので意識しながらやっていきたい」。白良浜に到着後即、砂浜を20キロ走った。
今回は薬師寺ジム所属で今年の新人王フライ級で西軍代表になった矢吹正道ら2選手が合宿に参加。「注目してもらっている中で自分のやる姿勢を見せ、言葉を伝えるのは大事なこと」と、井岡イズムを惜しみなく、注入する考えだ。
また、年末に世界戦を描く元日本バンタム級王者の大森将平(ウォズ)も合宿に合流。一翔は「世界を狙える選手」と太鼓判。大森は「(一翔は)ディフェンスのうまい選手。ディフェンスだけど、それが攻撃になる。うまさを感じます」と3階級王者から大いに刺激を受けていた。