世界初挑戦の小国がひょうきん会見 面白グッズでパフォーマンス

マジメな顔の小国以載
2枚

 「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(12月31日、島津アリーナ京都)

 王者のジョナタン・グスマン(27)=ドミニカ共和国=に挑戦する同級5位の小国以載(28)=角海老宝石=が15日、都内のジムで会見した。

 7月に和気慎吾(古口)との王座決定戦を11回TKOで制したグスマンは22勝(22KO)無敗の戦績。世界初挑戦の小国は「パンチ力、スピード、すべてで向こうが勝っていると思う。2-8で不利だけど2割の見込みがあれば十分。やってみないと分からないのがボクシング。練習と対策を積んで、6-4で有利になれればいい。負けたら引退する覚悟でやる」と意気込んだ。

 グスマンを上回るところを問われると「向こうがしていない目のカットや判定、ダウンを経験しているのが強み。考えてボクシングをする部分でも勝っていると思う」とニヤリ。阿部弘幸トレーナーも「勝てる要素があるからこのマッチメークになった。瞬発力、身体能力の高い相手なので、こちらもレベルアップしないと対応できない。戦術は用意しているし、当たると思うパンチはあるので磨いていきたい」と自信を見せた。

 10月16日から2週間、フィリピン人パートナー2人と65ラウンドのスパーリングを行ってきた。6日からは3泊4日で沖縄・石垣島で同門の日本スーパーライト級王者・岡田博喜、日本ヘビー級王者・藤本京太郎と毎日20キロの走り込み合宿を済ませた。21日からは世界戦経験を持つヨアンドリス・サリナス(キューバ)を招き、約2週間仕上げのスパーリングで仕上げる予定だ。

 兵庫県赤穂市出身で関西風のノリが持ち味。この日は面白グッズを用意し、世界戦の会見とは思えないひょうきんなパフォーマンスも披露していた。

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