現役大学院生ボクサー坂本真宏、初挑戦での王座奪取誓う
「デイリー後援・ボクシング・WBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦」(23日、住吉スポーツセンター)
六島、森岡ジム合同興行「5大タイトルマッチ」の計量が22日、大阪市住吉区のホテルで行われ、王座戦出場10選手は全員一発クリアした。オープニングカードのWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦に出場する同級5位・坂本真宏(25)=六島=は200グラムアンダーの50・6キロ、同級4位の木村翔(27)=青木=はリミットちょうどの50・8キロで通過した。
“インテリボクサー”坂本が初挑戦での王座獲得を誓った。「減量もいつも通りで、これからリカバリーすれば体力も問題ないです。明日ベルトを巻くのは僕やと信じて思い切りやる」。大阪市立大工学部の現役大学院生でもある坂本は、14年12月のデビューから8連勝(4KO)で初のタイトル戦を迎えた。学業とボクシングの両立を掲げ、その証となるベルトをつかみ取る。
対する木村も初のタイトル戦。「全勝の相手で戦いがいがある。後半勝負でKOを狙う」と敵地での王座獲得に自信を見せた。
WBOアジアパシフィック王座戦が関西で開催されるのは初。王座を獲得すればWBOの世界ランク入りが可能なだけに、世界へのチャンスが広がる。