向井寛史“五度目の正直”悲願のタイトル奪取に自信
「デイリー後援・ボクシング・WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦」(23日、住吉スポーツセンター)
六島、森岡ジム合同興行「5大タイトルマッチ」の計量が22日、大阪市住吉区のホテルで行われ、王座戦出場10選手は全員一発クリアした。WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦では、同級4位・向井寛史(30)=六島=、同級3位・インタノン・シッチャモアン(29)=タイ=の両者が52・1キロのリミットで通過した。
世界戦2度、東洋太平洋1度、日本王座1度、これまで4度のタイトルマッチに挑み、タイトル獲得に失敗した向井が“五度目の正直”でベルト奪取を誓う。対戦相手のインタノンは今年4月に当時、WBA世界同級王者だった河野公平(ワタナベ)に挑戦し、判定まで粘った選手。世界挑戦経験者同士のサバイバル戦を前に「相手の対策というよりも、自分のスタイルを出すことができれば、それが勝利につながると思っている」と落ち着いた表情で語った。
21日の来日時は体重超過していたインタノンは、この日の早朝もジムで精力的に動いた。持ち込んだタイ製の減量着では汗が出ず、日本製を借りてようやくリミットに落として計量もクリア。早朝から激しく汗をかいたためか、少々お疲れの様子だった。