“イケメンボクサー”丸田7回KO初防衛 17年は海外遠征を計画
「デイリー後援・ボクシング・WBCユースバンタム級タイトルマッチ」(23日、住吉スポーツセンター)
六島、森岡ジム合同興行「5大タイトルマッチ」が大阪・住吉スポーツセンターで開催され、セミファイナルのWBCユースバンタム級タイトルマッチでは王者・丸田陽七太(19)=森岡=が7回2分25秒KOでフィリピン同級10位・ジョー・テホネス(19)=フィリピン=を沈め、初防衛に成功した。
デビュー3戦目で初のベルトを獲得した西日本ボクシング界期待の、“イケメンボクサー”丸田の初防衛戦。序盤の動きは少々硬く、4回終了時の公開採点ではジャッジ2人が38-38のイーブンとしていた。「脚(フットワーク)を残そうとしすぎた。10ラウンド戦えるのですが、後半を考えて、動きを抑えてしまった」と反省の弁。7回に得意の左ボディーショットでテンカウントを聞かせたが、「自己採点は、う~ん…19点。20点はいかないですね」と厳しい。
それはもちろん世界を目指しているから。昨年11月に今回と同じ会場でデビューしてから1年が経過。4戦全勝(3KO)と順調にキャリアを進めている。「来年は1戦目から(ユース王座とは別の)タイトルを狙いたい」と目標を掲げた。陣営の森岡和則会長は「世界挑戦をする前に海外での試合を経験させたい。まずはアジア圏で何らかのタイトル戦ができれば」と話した。陣営はデビューから3年以内での世界王座奪取を描いている。