城マニアの藤波辰爾、江戸城天守閣再建訴える「江戸城がないのは本当にさみしい」
プロレスラーの藤波辰爾(62)が5日、都内で、元神奈川県知事の松沢しげふみ参議院議員(58)らとシンポジウムを行い、江戸城の天守閣再建を強く訴えた。
“城マニア”としても知られ、公式ホームページ「藤波城」も開設している藤波。この日は松沢氏の著書「始動!江戸城天守閣再建計画」の発売記念会でもあったことから、「プロレスを始めて40数年、地方に行ってはお城を訪ね、自分にとってのパワースポットになっています。そんな中で、江戸城がないというのは本当にさみしいです」と力説した。
さらに「再建が実現するのなら、造るところから見せてほしい。江戸城は戦うための城ではなく、城下町を見渡し、平和な時代を象徴する城だったと思う。完成の暁には、各国首脳が集まるサミットも開催してほしい」と大きな期待も口にした。
江戸城の天守閣については、05年に江戸城の築城主・太田道灌の子孫である太田資暁氏を会長とするNPO法人「江戸城天守を再建する会」が誕生。復元への動きが始まっており、松沢氏も5年前からこの運動に参加している。松沢氏は「江戸城天守閣を当時のままの木造建築で復元することにより、年間500万人の入場者が見込め、観光振興から経済成長への期待ができる」とその意義を訴えた。