高橋ヒロムが凱旋試合、私服姿で王者KUSHIDAを爆殺
「プロレス・新日本」(16日、後楽園ホール)
海外武者修行から帰国し、内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン入りした高橋ヒロムがタッグマッチの凱旋試合を白星で飾った。
ヒロムは内藤と組んで、棚橋弘至、IWGPジュニアヘビー級王者KUSHIDA組と激突。当初はKUSHIDAの王座に挑戦する来年1月4日の東京ドーム大会が凱旋試合となるところだったが、この日に急きょ前哨戦が組み込まれ、コスチューム製作が間に合わず、私服姿で戦った。
ヒロムは開始早々、エプロンにいたKUSHIDAに変型脳天くい打ちのカナディアンデストロイヤーで場外にたたき落とし、場外戦では棚橋に鉄柵を飛び越えてのドロップキックを放つなど、荒々しい技を繰り出して観衆をどよめかせる。その後、両軍は一進一退の攻防となったが、最後はヒロムがKUSHIDAと棚橋に原爆固めを連発し、さらにKUSHIDAに旋回式デスバレーボムのタイムボムを放ってトドメを刺した。
試合後、内藤は新メンバーの活躍に「みなさま、彼の魅力、彼の可能性、感じました?今日は前哨戦じゃない。高橋ヒロムの凱旋試合だよ」と誇らしげ。当のヒロムは「KUSHIDA、1月4日、東京ドームで凱旋試合組まれてるのに、お前がドームの前に1回やってもいいんじゃないと言った通り、後楽園ホールで試合したんだよ。コスチュームなんてないよ。1月4日に新しいコスチュームを着て入場したかったのにさ」と不敵にコメント。続けて「やっぱり大したことねえな。オレとやりたいんだったら、もっと!もっと!もっと!もっと!楽しませてくれよ」と、異様なテンションで絶叫した。