小峠がGHCジュニアタッグ奪回直後にヘビー級転向を宣言
「プロレス・ノア」(24日、後楽園ホール)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合は挑戦者の小峠篤司、原田大輔組が王者の邪道、外道組(ともに新日本)を下して王座を奪回。鈴木軍撤退後、唯一“外敵”が保持していた王座をノアに取り戻した。
試合はベテランの王者組が老かいなインサイドワークで主導権を握り、邪道が無数の逆水平チョップを小峠にたたき込むなど、厳しい攻めで圧倒する。それでも、挑戦者組はファンの大声援に支えられながら耐え抜くと、2人の合体攻撃から原田の片山原爆固め、小峠のキルスイッチとつないで邪道を葬った。試合後、4人は握手を交わし、外道は小峠の腰にベルトを巻いて勝利をたたえた。
だが、新王者組はリング上で喜びを分かち合うことなく、原田は先に退場。残った小峠は「来年からは、顔じゃねえと言われるかもしれない。しょっぱいと言われるかもしれない。けど、来年からはデカいヤツらとやりたい。ヘビー級のヤツらに挑戦していく」と、ファンに宣言した。
小峠はインタビューで、「ベルトも取り返したし、勝手ながら伝えさせてもらったまでです。分からないですよ、会社が受け入れるか、ファンが受け入れるか。会社のためになる行動がしたい」と、ヘビー転向宣言の理由を説明。王座の処遇については、「それも踏まえてじゃないですか。思い切ったことを言っただけなんで。相方もいることですし、1人では決められへん。でも腹はくくってますよ。覚悟がなかったらこんなこと言ってないですから」と、返上も辞さない考えを示した。