山本美憂 アーセンと親子スパーリング 長男は母の初勝利に太鼓判
「RIZIN」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)
31日にアンディ・ウィン(34)=米国=と対戦する元女子レスリング世界王者の山本美憂(42)が26日、所英男(39)と対戦する長男のアーセン(20)と都内で練習を公開。総合格闘技(MMA)2戦目となる美憂の初勝利にアーセンが太鼓判を押した。
2人はシャドーで汗を流した後にスパーリングを披露し、グラウンドで、美憂が上から攻撃を確認する場面が目立った。美優はMMAデビュー戦だった9月のRENA戦で得意のタックルでテイクダウンするも攻めきれずに敗れており、「前回の反省」と説明した。
MMAでは“先輩”で練習相手でもあるアーセンは「(前回とは)まったくの別人。やることも違うし、考え方も違う。みなさんが目で見てもらうのが一番早い。試合を見て確認してください」と、母の成長に感心。初勝利の可能性については「間違いない」と言い切った。
美憂自身も「あとは計量をパスしてリングに上がるだけ。ほぼ完成に近い」と仕上がりに自信示し、打撃への対応にも「最初は恐怖というか訳が分からない状態だったんですけど、この3カ月弱、平仲ボクシングジムで打撃中心に(練習した)。レスラーには打撃は特別ですから、まだまだこれからですけど、前のような状態ではないです」と手応え。「相手はスタンディングがメインの選手なので、打撃で戸惑うんじゃなく、付き合いもせず、得意のレスリングペースの試合ができたらいい」と、勝利をイメージした。