元ＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅（２５）＝協栄＝が２７日、都内で来年の目標を世界スーパーバンタム級王座獲得と宣言した。「フィジカルトレーナーに１年間付いて成長できた。スーパーバンタムはもう長くできないと思うし、来年ベルトを取ってできれば統一したい」と話した。

　今年は９月と１１月に米国合宿を経験。ノニト・ドネア（フィリピン）、レオ・サンタ・クルス（メキシコ）ら元世界王者とスパーリングを行い、大きな手応えをつかんだ。

　来年からマネジャーを務める兄で３階級制覇王者の興毅氏は「今の実力をリングで出せば、どこ（の団体）でもいける」と太鼓判を押した。統一の先は階級を上げて２階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）への挑戦も見据えている。