全日本・ドーリングが脳腫瘍から奇跡の復活!豪快パワー健在
「プロレス・全日本」(2日、東京・後楽園ホール)
左ヒザの故障で欠場中に悪性脳腫瘍が見つかったジョー・ドーリングが15年7月以来、1年6カ月ぶりに実戦に復帰。開頭手術を受けた影響を感じさせないパワー健在ぶり見せつけて、自らフォールで勝利を収めた。
ドーリングは所属ユニット“エボリューション”の盟友・諏訪魔、佐藤光留と組んで3冠ヘビー級王者の宮原健斗、ジェイク・リー、野村直矢組と激突。豪快なタックル。ハンマーパンチなどを繰り出すと、客席が大きくどよめいた。そして、諏訪魔が羽交い締めにした野村に放ったラリアットは、諏訪魔まで吹っ飛ばす威力を発揮。最後はクロスボディアタックで野村を圧殺した。
奇跡とも言える復活を白星で飾ったドーリングはインタビューで「全日本に戻ってくることができてうれしいよ。みなさんのサポートのおかげ。アイラブユー」と充実の表情。諏訪魔も「パワーアップして帰ってきたんじゃない?身体能力をキープしているというか、破壊力が半端ない。また3冠戦をやりたいと思うよ、ジョーと」と目を丸くし、「(エボリューションが)戦力的に整ったわけで、気にくわねえヤツは排除していく。実力行使。オレ自身気にくわねえよ、こんな状況。2017年は勝負するよ。すべてかけてやる。いずれ分かるよ」と、野望を口にした。
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