稀勢の里が初稽古 正月気分なし「衰えない体を」と意気込み
「大相撲初場所」(8日初日、両国国技館)
先場所12勝の大関稀勢の里は2日、新年最初の稽古を東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で行い「本当にいい1年にしたい。いい成績を残したい」と抱負を述べた。
始動から好調をうかがわせ、小結高安に12戦全勝。得意の左おっつけからの突き、押しや寄りを披露し「悪いところはないし、正月という気分はない。(初場所の)1週間前ということだけで、見据えてやっている」と表情を引き締める。
昨年は初の年間最多勝を決めながら、初優勝と綱とりを逃した。周囲の期待になかなか応えられない大関は欲しいものを聞かれ「衰えない体。強い体。相撲のこと以外、何もないな」と真剣な口調で語った。