ボクシング 加納陸がWBOアジア太平洋ミニマム級王座に挑戦
ボクシングWBO世界ミニマム級10位でWBOアジア太平洋ミニマム級1位の加納陸(19)=大成=が6日、兵庫県三田市で会見し、5月5日に同市総合文化センター郷の音ホールで、現在空位となっているWBOアジア太平洋ミニマム級王座決定戦に挑むことを発表した。
対戦相手は同級2位のジェリー・トモグダン(23)=フィリピン=で戦績は22勝(10KO)8敗4分け。世界挑戦の経験があり、14年にWBC世界ライトフライ級王座決定戦で八重樫東に7回KO勝ちしたペドロ・ゲバラ(メキシコ)との対戦経験も持つサウスポーの難敵だが、加納は「再び世界戦線に行くためには落とせない。必ず勝って自分の存在感を示したい」と意気込んだ。
昨年8月に国内最年少18歳9カ月4日での世界王座奪取を狙ったが、高山勝成(仲里)に6回負傷判定で敗れ「体の強さがまだ足りない」と痛感。サーキットトレーニングで体幹や足腰を重点的に強化したという。丸元大成会長も「パンチ力はアップした。タイミング良く当たれば相手は倒れるかもしれないが、KOを狙いすぎず彼らしいボクシングをして欲しい。(高山との)世界戦を経験して一回りも二回りも大きくなった。新しい加納陸をお見せできる」と自信を示した。
「人生で一番悔しかった」という高山戦から再起2戦目。加納は「負けから得るものがあったか分かる試合。そういう意味でも楽しみ」と笑みを浮かべた。高山戦のビデオを何回も見直し「(高山は)自分のペースに持って行く力、ポイントの取り方を知っている。ペースにのみ込まれない力をつけたい」と、敗戦と正面から向き合ってきた。
加納の今後について丸元会長は「WBOは大激戦になってきた。頭一つ抜け出さないと世界に行くのは厳しい。陸のボクシング人生を大きく左右する試合。どんなことをしても勝ちたいという強い気持ち。確実に(ベルトが)取れると判断した時点で世界戦の交渉に入りたい」とした。
4月1日には念願の後援会も正式発足する。「勝っていろんな人に恩返しをしたい」と加納は誓った。強力な後押しも得て“三田から世界へ”の足掛かりとする。
また、同日には元WBCアジアバンタム級王者の秋月楓大(大成)がノンタイトル戦でフィリピン人選手と対戦する。
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