TKO負けの大森将平はランク外に 計量失格の前王者タパレスはSバンタム級3位

 WBO(世界ボクシング機構、本部・サンフアン)が26日(日本時間27日)、最新のランキング(22日付)を発表した。23日に大阪で開催されたWBO世界バンタム級タイトルマッチで11回TKO負けした大森将平(24)=ウォズ=は圏外となった。

 同級6位にランクされていた大森は23日にエディオンアリーナ大阪で世界初挑戦した。しかし初防衛戦に臨むマーロン・タパレス(フィリピン)が公式計量を900グラムオーバーでパスできず、試合前日に王座を剥奪されるアクシデントが発生。タイトルマッチは大森が勝った場合は新王者、負けるか引き分けの場合は空位のままという変則ルールで開催された。

 試合で大森は、計量失格となったタパレスに10回にダウンを奪われ、11回TKO負けした。タパレスの強打で右顎を骨折し、25日に京都市内の病院で手術。長期休養を余儀なくされている。一方で計量失格のタパレスは、新ランキングでは1階級上のスーパーバンタム級3位にランクされ、近いうちに再び世界王座を狙える位置に付けた。規定体重を作るというルール順守よりも、試合の勝敗がランキングに反映されたかたちとなった。空位のバンタム級王座には22日に英国・レスターで開催された同級暫定王座決定戦でアーサー・ビラヌエバ(フィリピン)に判定勝ちしたゾラニ・テテ(南アフリカ)が昇格した。

 またミニマム級王座を保持していた高山勝成(仲里)の引退により、同級暫定王者の福原辰弥(本田フィットネス)が正規王者に昇格した。

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