リナレスWBAライト級王座V3 米国で大差判定勝ち
「ボクシング・WBA世界ライト級タイトルマッチ」(27日、イングルウッド)
ダブル世界戦が27日(日本時間28日)、米国ロサンゼルス郊外イングルウッドのザ・フォーラムで開催され、セミファイナルではWBA世界ライト級王者のホルヘ・リナレス(32)=帝拳・ベネズエラ=が3-0(118-110×2、117-111)の判定で、同級15位のメルシト・ヘスタ(30)=フィリピン=を退け、3度目の防衛に成功した。
アンソニー・クロラ(英国)から王座を奪い、再戦となった初防衛戦で完勝。2度目の防衛戦ではロンドン五輪バンタム級金メダリストのルーク・キャンベル(英国)からダウンを奪う判定勝ちと、3階級目の制覇となったライト級で盤石の強さを築きつつあるリナレス。今回は好戦的なサウスポーのヘスタを迎えた。初回から仕掛けてきた挑戦者に対し、リナレスは鋭いカウンターを狙う。終盤までヘスタのアタックは落ちなかったが、スピード、技術で上回るリナレスがパンチの的確さで試合を支配した。
リナレスの通算戦績は47戦44勝(27KO)3敗。ヘスタは35戦31勝(17KO)2敗2分け。