田中恒成が神戸合宿スタート いきなり現役世界王者・山中と豪華スパー

 「ボクシング・10回戦」(3月31日、名古屋国際会議場)

 世界2階級王者で、フライ級に転向して3階級制覇を目指すWBO世界フライ級1位の田中恒成(22)=畑中=が19日、神戸市垂水区の真正ジムで神戸合宿を開始した。初日からWBO世界ミニマム級王者・山中竜也(22)=真正=と4ラウンドのスパーリングを決行。無敗で3階級制覇を狙う2階級王者と、現役世界王者の豪華初競演が実現した。

 田中は昨年9月のWBO世界ライトフライ級王座2度目の防衛戦で9回TKO勝ちしたものの、両眼窩底骨折を負った。その後、王座を返上して休養。負傷が癒えたことで、フライ級での3階級制覇へスタートを切った。3月の復帰戦はWBO世界フライ級12位のロニー・バルドナド(フィリピン)との世界ランカー対決となる。

 まだスパーを再開したばかりの段階ながら、現役世界王者を迎えて持ち味であるスピードある攻防を展開した。神戸合宿の目的について「これまで合宿は東京ばかりだったので、いろいろなタイプの選手とやってみたかった。(真正ジムには世界)タイトルマッチが決まっている選手が2人いるので」と説明。山中だけでなく、3月18日にダブル世界戦に出場するWBA世界ライトフライ級2位・小西伶弥(真正)ともスパーを重ねる予定だ。

 この日、フライ級ではWBC世界同級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が3度目の防衛戦を発表した。気になる3階級制覇の標的については「正直まだ見えてこない。前回の試合でケガがあり、ノンタイトル戦が決まったところ。まずは次の試合をクリアして」と目の前の一戦に集中することを強調した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス