フランプトン暫定王座獲得 ドネアとのベルファスト決戦に3-0判定勝ち
「ボクシング・WBO世界フェザー級暫定王座決定戦」(21日、ベルファスト)
ダブル世界戦が21日(日本時間22日)、英国北アイルランド・ベルファストのSSEアリーナで開催され、WBO世界フェザー級暫定王座決定戦では元世界2階級王者で同級4位のカール・フランプトン(31)=英国=が、3-0(117-111×3)の判定で、元世界5階級王者で同級8位のノニト・ドネア(35)=フィリピン=を下し、暫定王座を獲得した。
同級王者のオスカル・バルデス(メキシコ)があご骨折で休養中のため設置された暫定王座決定戦。スター選手の対決として注目されたが、派手な打撃戦は展開されず、要所でポイントを獲得したフランプトンがジャッジ3人が6点差を付ける勝利を手にした。
序盤、フットワークを使って距離を取っていたフランプトンは徐々にパワーを生かしてドネアをロープ際に押し込む場面が増える。ドネアは攻撃が単調で「フラッシュ」と恐れられた強打も不発。判定負けした2016年11月のジェシー・マグダレノ(米国)とのWBO世界スーパーバンタム級王座戦に続いて世界戦連敗となった。フランプトンの戦績は26戦25勝(14KO)1敗。ドネアは43戦38勝(24KO)5敗。