OPBF王者ヤップが引退、空位の王座決定戦でストロング小林佑樹と栗原慶太が対戦
ボクシングの六島ジムは9日、大阪市内で会見を開き、東洋太平洋バンタム級王者マーク・ジョン・ヤップ(29)の現役引退を発表した。同ジムの枝川孝会長は「首が痛いということで辞める」と説明し、ヤップが既に母国フィリピンに帰国したことを明かした。ヤップは9月11日にWBC世界バンタム級指名挑戦者決定戦で井上拓真(大橋)に0-3の判定で敗戦。枝川会長は「この間の決定戦の前から感じがおかしかった。気持ちが入ってなかった」と話した。
ヤップの引退に伴い空位となった王座を巡り決定戦が行われる。12月24日に大阪・住吉区民ホールで東洋太平洋バンタム級7位のストロング小林佑樹(27)=六島=と同級4位の栗原慶太(25)=一力=の対戦が発表された。
高いKO率を誇る栗原について枝川会長は「チャンスが1%でもあったらやらないといかん」と話し、3度目のタイトルマッチとなる小林も「気合をしっかり入れて、三度目の正直でチャンピオンになりたい。評価もKO率も高い選手ですが、しっかり自分のボクシングを貫いて戦いたい」と意気込んだ。
戦績は栗原が12勝(11KO)5敗、小林が14勝(8KO)7敗。