パリクテ2回TKOでニエテスへの挑戦権獲得 注目のWBOスーパーフライ級
「ボクシング・12回戦」(31日、アルパイン)
WBO世界スーパーフライ級王座への挑戦者権を懸けた12回戦が1月31日(日本時間2月1日)、米国カリフォルニア州アルパインのビエハ・カジノ・リゾートで開催され、同級1位のアストン・パリクテ(28)=フィリピン=が2回2分18秒TKOで、同級2位ホセ・マルティネス(26)=プエルトリコ=に圧勝した。
2回に左ボディーでダウンを奪ったパリクテは最後はロープに詰めてめった打ちし、ストップを呼び込んだ。パリクテの戦績は28戦25勝(21KO)2敗1分け。初黒星のマルティネスは23戦20勝1敗2分け。
井上尚弥(大橋)のバンタム級への転向で空位となったWBO世界スーパーフライ級王座は、昨年9月にドニー・ニエテス(フィリピン)とパリクテが争ったが、三者三様のドローで新王者が誕生せず。ダイレクトでの再戦は見送られ、大みそかにニエテスと元世界3階級王者の井岡一翔がマカオで決定戦を行った。これを2-1の判定で制したニエテスが王者となり、4階級制覇を達成した。パリクテは挑戦者としてニエテスとの再戦に挑むことになる。
ニエテスに僅差の判定で屈した井岡も試合直後から再戦の意向を示しており、今後の流れから目が離せない。