ボクシングのＴｒｅａｓｕｒｅ　Ｂｏｘｉｎｇプロモーションは２８日、元世界３階級制覇王者のジョンリール・カシメロ（フィリピン）が１０月１２日、東京・有明アリーナで開催される「Ｔｒｅａｓｕｒｅ　Ｂｏｘｉｎｇ４」メインイベントで元ＩＢＦ世界スーパーバンタム級王者小國以載（角海老宝石）と同級１０回戦を行うと発表した。

　カシメロは会見には来られずフィリピンに滞在しているという。主催者を通じ「井上尚弥をぶっ倒す前にもう１度、日本人を赤穂と同じ結果にするよ。その次は井上だ」とのコメントが代読された。２２年１２月に２回ＫＯ勝利した元東洋太平洋スーパーフライ級王者赤穂亮と同じ結果にすると意気込んだ。

　同プロモーションの伊藤雅雪代表は「幻となっていた井上尚弥選手との試合を実現するため、カシメロにここでしっかりアピールしてもらって、次戦井上尚弥選手に挑戦できる形にしたいと思っています」と明かした。

　セミファイナルでは東洋太平洋バンタム級タイトルマッチで栗原健太（一力）対フロイラン・サルダール（フィリピン）と、フェザー級８回戦ではジョー・サンティシマ（振りピン）対アマ１０冠、４戦４勝（３ＫＯ）の藤田健児（帝拳）などが組まれた。