ボクシング ユーリ阿久井、一夜明け「ゆっくり休みたい」来年には地元・岡山で防衛戦開催も
6日の東京ドームで初防衛に成功したWBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が7日、都内で一夜明け会見を行った。挑戦者の桑原拓(大橋)とは、2021年7月の日本フライ級タイトルマッチで10回TKO勝ちして以来の再戦。序盤は相手のパワーアップを感じるところもあったが、常に前に出て圧力をかけ続けるスタイルで試合を支配して、最大8ポイント差をつける文句なしの判定勝ちを飾った。「できれば倒したかったが、練習でやってきたことは出せたかなと思う」と振り返った。
1月に無敗のダラキアン(ウクライナ)を破って世界タイトルを奪取、そして東京ドームという大舞台で初防衛に成功。「今回はスパンが短かったので、今はゆっくり休みたい。家族とディズニーランドに行く予定もあります」と当面はリフレッシュに専念する。次戦については「年内にできれば」と語り、秋以降になる可能性が高い。
所属ジムの森安竜也会長は、来年以降に地元・岡山での世界戦開催の意向を示した。ユーリ阿久井も「できたら岡山でやりたいですね。今後は統一戦ができたらいいし、ビッグマッチに挑んでいきたい」と力を込めた。