マイク・タイソン 世界戦で相手の耳を噛みきる愚行で失格!女性暴行薬物使用も
【2010年12月9日付デイリースポーツ記事より】
ボクシングの元世界ヘビー級王者のマイク・タイソン氏(44)=米国=の国際ボクシング殿堂入りが7日、決まった。式典はボクシング殿堂のある米ニューヨーク州カナストータで来年6月12日に行われる。
少年院でボクシングと出合ったタイソン氏は、180センチとヘビー級としては小柄ながら強烈なパンチが武器で、1986年にWBCタイトルを獲得。20歳4カ月で史上最年少の世界ヘビー級王者となった。
翌年にWBAとの統一王者となり、9度の防衛後、日本のリングで王座から陥落。再び王座に就き、97年のイベンダー・ホリフィールド(米国)との世界戦では相手の耳をかみ切るという前代未聞の愚行で失格した。
現役中も女性暴行などの容疑などで服役。引退後も飲酒運転、薬物使用などで逮捕されたりと、リング内外でさまざまな話題を提供してきた。
タイソン氏のほか、3階級制覇のフリオ・セザール・チャベス氏(48)=メキシコ、映画「ロッキー」で主演したシルベスター・スタローン氏(64)=米国=らも殿堂入り。
◆マイク・タイソンとは…
マイク・ジェラルド・タイソン 1966年6月30日、米ニューヨーク・ブルックリン出身。13歳で少年院を出所後、ボクシングを始めた。85年6月プロデビュー。86年、ヘビー級最年少記録となる20歳4カ月でWBC王座を獲得した。WBA、IBF王座を統一し、90年7度目の防衛戦でJ・ダグラスに敗れた。91年6月にレイプ罪により服役。96年にはWBC、WBA王座を獲得。手術などの後、05年6月無名選手に6回終了後棄権し、TKO負けしたのが最後の試合。戦績は58戦50勝(44KO)6敗2無効試合。181センチ。
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