亀田ジム北村弁護士、脅迫・暴行に反論
日本ボクシングコミッション(JBC)の職員が7日、昨年9月3日の亀田大毅のスーパーフライ級世界戦前に前WBA世界バンタム級王者・亀田興毅が退室を妨害し、脅迫、またWBO世界バンタム級王者の和毅が同職員の首や肩を小突くなど暴行を加えたことで関係者4人に1000万円の損害賠償訴訟を起こすと会見したことについて、亀田ジムは10日、3兄弟の公式サイトにジムの代理人弁護士である北村晴男弁護士による亀田ジムとしての見解を掲載した。
北村弁護士は「まだ訴状が送達されていないことから、当ジムはその内容を把握しておりませんが」と断った上で「亀田興毅、和毅両選手を含む当ジム関係者が、当該JBC職員に対し、会見室からの退室を妨害したり、脅迫行為や暴行行為に及ぶなどした事実は、いずれも一切ありません」と事実関係を否定した。
その上で亀田ジムが昨年9月3日の「当該JBC職員を含むJBC職員3名と当ジム関係者4名との話合いの状況を撮影した映像」を保存しており、JBCにも提示して「事実が一切ないことについてご理解を頂いています」とした。
また昨年9月にこの件が報道されたことについては既に名誉棄損訴訟を提起していることを明らかにし、「もっとも、上記報道においては、当該JBC職員が亀田和毅選手を含む当ジム関係者から『暴行を受けた』との事実は一切摘示されていなかったこと、したがって、当該JBC職員も、その当時はこのような説明をしていなかったと思われることからすれば、当ジムとしては、当該JBC職員が、上記報道から5か月が経過した現時点において、初めて当ジム関係者の『暴行』について主張するに至ったことについて、極めて奇異であるとの印象を受けております」ということも反論のポイントとして指摘した。
最後に「本件に関しては、今後、訴訟において事実を明らかにしていく所存です」と争う姿勢を示した。
興毅は8日に大相撲元大関把瑠都の断髪式に出席した際「すべて弁護士の先生に任せているから。練習はしとるよ」と言葉少なに語っていた。
また3兄弟はそれぞれ10日の公式ブログで、以下の同一文を掲載した。
「先の『JBC(日本ボクシングコミッション)職員による当ジム所属選手らに対する訴訟提起』の件では、ご心配をおかけするに至り深くお詫び申し上げます。JBC(日本ボクシングコミッション)職員による訴訟提起の件で以下、当ジム代理人弁護士による当ジムの見解を亀田三兄弟オフィシャルサイトにおいて、文書にてご説明させていただきますので、ご理解の程何卒宜しくお願い致します」
父史郎氏は9日のブログで「亀田家はこんなことでは負けません!」などと記した。