亀田大毅氏、潜伏中はヨン様カツラで…
ボクシング亀田3兄弟の次男で、元世界2階級制覇王者の亀田大毅氏(27)が14日、テレビ朝日系「しくじり 先生俺みたいになるな!!今夜は一発屋の本音告白3時間スペシャル」に出演。2007年10月に自身の世界初挑戦となった元WBC世界フライ級王者・内藤大助氏との試合で相手を抱え投げる反則を犯し、その後に潜伏生活を送った時の様子などを明かした。
大毅氏は内藤戦を前に「内藤はゴキブリ」「負けたら切腹」などとビッグマウスを展開。番組では当時について「調子乗り120%だった」と回顧した。しかし試合では、「パンチが全く当たらない。内藤選手の方が実力が上」と痛感しながらラウンドが進み、WBCの公開採点制度によって劣勢が明らかとなる中で「すごく動揺した」。揚げ句に最終ラウンドでは相手を持ち上げて投げる反則行為を犯して敗戦。その時が亀田家の初めての敗北だったこともあり、報道陣からの「大毅選手切腹しないんですか」という声も追い打ちをかけたという。
「世間の態度が一変。バッシングでサンドバッグ状態」となったという大毅氏はその1週間後に謝罪会見を開いたが、体調不良を理由にひと言も発せずに2分で退席。さらに1年間のライセンス停止となり、故郷の大阪に戻っての潜伏生活に入った。大毅氏は「テレビで話すのは初めて」として、当時仲の良かったテレビ番組のスタッフも手のひら返しの態度を取ったことでショックを覚えたことを明かした。
大阪での潜伏生活中に「外の空気を吸いたい」と1度だけ外出した際には、俳優ペ・ヨンジュンの髪型を模したヨン様カツラをかぶり、サングラスとマスクを着ける完全変装でパチンコ店へ入ったが、女子店員に気づかれた。ところがパチンコの方は「確変」を引き、球が出続けてその場を立ち去ることができなかったという。
また、翌年の復帰会見ではスーツ姿ではなく、「バッシングの時期が一緒だった朝青龍さんに刺激を受けた」と、東京・上野で買った4000円未満の毛皮コートで登場。周囲からは「こいつ全然反省してねえな」のような空気を感じ取ったことを振り返ると、「スーツ持ってなかったかも。クロゼットの中は全部バッシングされるものだった」と話した。