浦和・矢野完封も代表入り「自信ない」
「なでしこLC、浦和5-0福岡AN」(1日、鴻巣)
4試合が行われ、A組の浦和は福岡ANに5‐0と完勝した。日本代表候補のDF矢野喬子(28)は完封に貢献したが、2日に発表されるロンドン五輪の代表18人入りについては自信なさげな表情を浮かべた。B組では、同じく代表メンバー入りを目指す大阪高槻のFW丸山桂里奈(29)が岡山湯郷戦にフル出場したものの無得点に終わり、チームも0‐5で敗れた。
とても快勝した直後の選手には見えなかった。3大会連続の五輪代表を目指す矢野は「もう自分の場合は入れなくて当たり前。入れたらラッキーという感じです。楽しみではないですね」と伏し目がちにつぶやいた。
心の傷になっているのが先月のスウェーデン遠征での米国戦だ。1‐4の惨敗。特にFWモーガンにはスピードで完全に振り切られる場面もあった。この日も「結果を出せなかった。監督、チームに不安が残る試合をしてしまった」と米国戦の反省ばかりが口をついて出た。
とはいえ、矢野の守備力が国内トップレベルであることは間違いない。この日もフル出場で完封に貢献した。「(選ばれる)自信はないです」と語りながらも、吉報を信じて代表発表を待つ。