デルピエロ早朝来日でミニゲーム&募金

 Jリーグが東日本大震災の復興支援として実施するスペシャルマッチは21日にカシマスタジアムで実施される。前日練習が20日、同スタジアムで行われた。仙台や鹿島所属の選手のほか、被災地にゆかりのある選手で構成される「Jリーグ TEAM AS ONE」には、元イタリア代表のFWアレッサンドロ・デルピエロ(37)も参加。岩手県出身のMF小笠原満男(33)=鹿島=らとともに被災地を盛り上げる。

 被災地に元気を与えるため、ファンタジスタが海を渡ってやってきた。「オファーを受けたことを名誉に思う。復興で頑張っているみなさんのための第一歩になればいい」。デルピエロが、ファンからの大声援を受けながら誓った。

 早朝に来日。ミニゲームでは痛烈なシュートを披露し、約2千人の観客から一番の声援を受けた。その後の募金活動にも参加。笑顔でファンの握手やサインに応じた。

 復興支援は今回が初めてではない。東日本大震災後は、自らデザインしたTシャツを販売。売り上げを支援金として寄付した。「1年前にテレビで見たものは悲惨だったけど、そこから復興のため一生懸命働いて、こういう現状になっているのはすごい」と感銘を受けた。

 岩手出身のMF小笠原は「世界的に有名な選手が来てくれて、非常にありがたい。まだまだ支援が必要な人はいっぱいいる」と話した。試合当日は練習場所の建設を目的とした「岩手グラウンドプロジェクト」の募金活動を行う。

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