元なでしこリーガー、MF宮間に応援歌
元なでしこリーガーで、現在はロック歌手として活動する石田ミホコ(30)が、友人でロンドン五輪女子サッカー日本代表キャプテンのMF宮間あや(27)=岡山湯郷=のために応援歌「君という花」を製作したことが27日、分かった。石田は、1次リーグ真っただ中の宮間が視聴しやすいようにと、動画サイト「You Tube」にビデオメッセージの形で歌っている様子をアップ。約9600キロ離れた東京からロンドンに向け、熱いエールを届けた。
五輪初戦を勝利で飾ったなでしこジャパンの主柱・宮間に、石田が熱いメッセージを送った。友を思いながら作った「君という花」。ギター1本で熱唱する姿を、多忙な宮間がどこにいてもアクセスしやすいようにと「You Tube」にアップした。2分25秒の“ビデオレター”には、「初戦突破おめでとう」とメッセージを添えた。
宮間とはユース時代の「日テレメニーナ」で先輩・後輩として親しくなった。なでしこリーグでは別々のチームに所属したが、交流は続き、石田が歌手に転身してからも連絡を取り合う仲は変わらない。
あやに何かできることを‐。石田もなでしこ‐の合宿に参加経験があるだけに、日本代表の重みは十分理解している。国民が期待する金メダルへ向け、計り知れないプレッシャーを受けているキャプテンのために、応援歌を贈ることを決めた。
愛を込めた“ビデオレター”は、なでしこ‐が16日にフランスでの直前合宿に旅立つ様子をテレビで見て、製作に取りかかった。歌詞は10代のころからまぶたに焼き付く宮間の姿と、五輪のフィールドで活躍する現在の姿を重ね合わせ、イメージを膨らませた。「君しかできないことを、どんな時も見つめているから」という歌詞には、遠く離れていても、心を1つにして応援しているという石田の思いが込められている。
カナダを撃破して勢いに乗るなでしこ‐は、きょう28日にスウェーデン戦に挑む。
「大きな目標に向かって全力で突き進んで!!ファンタジスタ・宮間あや、なでしこの花を咲かせ」。石田は、かけがえのない友がけん引しての連勝を信じている。