カズ、沢に太鼓判「次の五輪もいける」

 4年後もリオで勇姿を‐。J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(45)が8日、横浜市内での練習後、ロンドン五輪が最後になると示唆している女子日本代表MF沢穂希(33)=INAC神戸=に代表続行を勧めた。16年リオデジャネイロ五輪まで続けると、沢は37歳で迎える。45歳で現役を続ける鉄人は“37歳・沢”の活躍に太鼓判を押すとともに、男女のアベックメダル獲得へエールを送った。

 45歳のカズから見れば、37歳はまだまだ“若手”なのかもしれない。「僕から言えば、次のW杯も五輪もいける。次(の五輪)が37歳でしょ。まだまだじゃないですかね」。ロンドンを「最後」と示唆している沢に向けて、代表続行のエールを送った。

 沢とは五輪前、スポーツ誌「Number」の企画で対談した。「金メダルを目標にしていると言ってました。沢さんにとって集大成みたいなことも言ってました」。今大会にかける熱い思いを直接耳にしていた。

 今大会は、男子の英国代表、38歳のMFギグスがオーバーエージとして出場。五輪最年長ゴールを決める活躍を見せた。「ギグスさんも38歳で出てますからね。それは男子も女子も関係ないでしょう」と、太鼓判を押した。

 そして、男女の代表には、アベックメダル獲得へ声援で後押しした。男子の試合が行われた前夜は早く就寝し、前半途中に起床。そこから五輪世代の戦いを見届けた。「ここまで来た一次リーグ全体で評価するべき。まだ3位決定戦がある。選手も気を抜けない」。44年ぶりとなる銅メダルを強く願った。

 決勝を戦う女子には「米国も(W杯の)屈辱を晴らそうと来ると思う。チャレンジ精神を忘れずに戦ってください」。鉄人の“金”言に「なでしこジャパン」も金メダルで応える。

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