槙野、全速力弾で浦和逆転勝ち
「J1、横浜M1-2浦和」(15日、日産ス)
浦和は2‐1で横浜Mに逆転勝ち。勝ち点で仙台と並び、得失点差で3位。1‐1で迎えた後半19分、日本代表DF槙野智章(25)が、同じく日本代表のFW原口元気(21)が放ったシュートのこぼれ球をねじ込んだのが決勝点となった。
1‐1で迎えた後半19分、カウンターから原口がシュートを放った。相手GKがはじいたところになぜかDFの槙野がいた。右足でけり込み決勝ゴール。浦和移籍後3得点目にして白星は初めてとあって「安心してます」と笑顔を見せた。
DFなのにゴール前まで全速力で詰めた。シュートを槙野は「(浦和の)GKがキャッチしたところで(ボールを)運ぶところから始まりました。危険な動きっていうのは日ごろからやっている。嫌がる走りができた」と振り返る。
11日の日本代表イラク戦に追加招集されたが、出番はなし。長友(インテル・ミラノ)や駒野(磐田)といった主力組を見て「割って入るために何をしないといけないか。高い意識を持つことが必要」と痛感した。
守備はもちろん攻撃も効果的に。J1、J2合わせ200試合出場となったMF柏木の同点弾もアシスト。「1試合、2試合結果を出しても変わらない」とどん欲な槙野が代表定着と優勝を目指して走り続ける。