残留争いの神戸、今度はGK徳重が負傷
現在14位で残留争いに踏み込んでいるJ1神戸に、またしても暗雲が立ち込めた。24日、神戸市内のいぶきの森球技場で練習中に、GK徳重健太(28)が左足首を負傷。ここまでリーグ全29試合にフル出場の守護神が、川崎戦(27日・ホームズ)を欠場する可能性が出てきた。
徳重はハイボールに飛び出した着地の際に左足首をひねった。直後にスタッフの運転するカートでクラブハウスに引き揚げると、痛々しい松葉づえ姿で出てきた。「隠しようがないですが、痛いですね」。ねんざの疑いで病院には行かない方向だが、週末のリーグ戦出場可否は不透明だ。
前節20日の清水戦では、多くの主力を欠きながらも何とか勝ち点1を獲得。川崎戦にはFW大久保、田代、MF野沢、DF伊野波の復帰が見込める状況だが、徳重に加え、MF小川がふくらはぎ痛でこの日の練習を回避するなど“野戦病院”状態は続く。西野監督も「負傷者が入れ替わってしまっている」と沈痛だ。
「清水戦は残ったメンバーが必死に戦った。(次が)どんな条件でも、絶対に勝たないと」と野沢。守護神の軽傷を祈りながらも、勝利を目指すしかない。