解任の西野監督、選手に“ざんげ”
2012年11月9日
自身初のシーズン途中就任で、哲学を浸透させられず結果を残せなかった西野政権。だが、クラブトップの支援も足りなかった。三木谷会長は10月6日の新潟戦後、監督の去就に「現場の判断に委ねる」と語りながらも、最終的には人事権を行使。西野監督就任時には「全面的なバックアップを」と約束しながらも、資金援助がない中で夏の市場で獲得した2人のブラジル人は、実力不足が否めない。
指揮官は「最終的にOKを出したのは自分。今となっては言い訳にならない」と話したが、自らの肝いりで招へいした西野監督を見切るには、あまりに早いタイミングだった。
「残り3試合、一緒に戦うつもりでいたい。自分だけ楽になるつもりはない。これがチームにプラスになってくれれば」と最後に語った指揮官。大きな決断で行きつく先は、残留の安堵(あんど)か降格の地獄か‐。
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