広島観音、今年こそ山陽にリベンジだ

 「高校サッカー選手権広島県大会・準決勝、広島観音1-0広島皆実」(11日、広島広域公園第一)

 準決勝が行われ、山陽と広島観音が勝って、ともに2年連続の決勝進出を決めた。昨年優勝の山陽は前半に2点を先制すると、後半は沼田の攻撃をしのぎ、逃げ切った。広島観音は広島皆実との接戦を制した。決勝は18日に行われる。

 “ブレ球”が広島観音を2年連続の決勝に導いた。

 0‐0で迎えた後半25分だ。FW杉本武尊(3年)がゴール前25メートルから右足を一閃(いっせん)。強烈なインパクトから放たれた無回転ボールは、左右にブレながらゴールネットに突き刺さった。

 「(フリーだったので)打つしかないと思った。ピッチに立った11人、応援してくれる人、すべての人の気持ちがゴールにつながった」。出木谷浩治監督は「あんなシュート見たことがない」と絶賛した。

 母・瑞葉さんが作ってくれる食事がパワーの源だ。3年生になり試合出場が増えたことで、バランスの取れたメニューが食卓に並ぶようになった。「毎試合ベストな体調でピッチに立てる」。試合前の夕食はカルボナーラ。昨日も愛情たっぷりの手料理に舌鼓を打った。

 決勝戦は2年連続で山陽と対戦する。昨年は1‐3で敗れた瞬間をベンチから見つめた。「去年は悔しい思いだった。チームのためにゴールを決めたい」と意気込んだ。

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