U20代表強化でノーモア「谷間の世代」

 ノーモア谷間の世代へ、日本サッカー協会がU‐20日本代表の強化を見直すことが14日、分かった。AFC・U‐19選手権でU‐20W杯出場権を得られる4強入りを逃したことを受け、視察した原博実強化担当技術委員長(54)は「今後どうしたらいいのか検討したい」と明言した。

 U‐20W杯は2年に1度開催される20歳以下の世界一を決める大会で、かつて日本は99年大会で小野伸二、高原直泰、遠藤保仁ら「黄金世代」が準優勝に輝き、その後はA代表でも活躍した。だが今回、13年大会の出場権を逃し、3大会連続でU‐20W杯に出られないという非常事態を迎えた。世界大会を経験できない「谷間の世代」が続くと、将来のA代表強化に影響する可能性もある。

 今回のU‐19代表では、所属チームでレギュラー級の選手には基本的にJリーグの試合出場を優先させていた。しかし、原技術委員長は「それが良かったのかどうか、リーグ戦に出さない方が良かったのかも含めて検討しないといけない」と、年代別代表を優先させるよう各クラブに依頼することを示唆。「世代間の交流を増やしたい」と、U‐15、U‐17との情報の共有や人材交流を進める考えも示した。

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