遠藤、清水戦「出る」 疲れ大丈夫

 サッカーのブラジルW杯アジア最終予選B組で、アウェーのオマーン戦に2‐1で競り勝ち、5大会連続5度目のW杯出場まであと1勝とした日本代表の国内組が15日、成田空港と関西空港に分かれて帰国した。MF遠藤保仁(32)=G大阪=は、現在16位とJ2降格圏にいるチームを救うため、17日に行われるリーグ清水戦(アウスタ=日本平)の出場に意欲をみなぎらせた。

 休んでなんかいられない。しゃく熱のオマーンから帰国した遠藤は、次の戦いへ気持ちを新たにしていた。「疲れ?もちろんあるけど、試合に出たら、また1週間空くわけだから」‐。

 G大阪は16位。残り3試合でのJ1残留へ、もがいている。「そういう状況だからといって出るわけじゃない」と語るが、チームを救う自覚は人一倍ある。

 気温30度を超えるオマーンから、この日の最低気温が10度を切った大阪へ。清水戦が行われる17日の静岡の予報は雨模様で、さらに寒暖の差に見舞われる可能性もある。もっとも、「暑いところから、寒いところに来てプレーする分には問題ない。これからだけど、時差ボケもないと思うし」と意欲満々。遠征前の7日のリーグ柏戦で負傷した下あごに関しても「大丈夫。それ以外にケガもない」と言い切った。

 オマーン戦はボランチで先発し、後半39分の清武の交代を機にトップ下でもプレー。終了間際の岡崎の決勝ゴールにもからみ、W杯切符王手に貢献した。3月26日のアウェー・ヨルダン戦で勝てば本大会出場が決まるだけに「次は自分たち次第という意味で、勝ち点3は大きかった」と充実感を漂わせた。

 男子では国際Aマッチ最多となる124のキャップを誇る鉄人。G大阪の残留に向けても、いつも通りひょうひょうと勝利に導いていく。

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