神戸、J1残留へ堅守速攻に原点回帰

 「J1、FC東京-神戸」(17日、味スタ)

 現在15位と残留争いに巻き込まれているJ1神戸は16日、FC東京戦(17日・味スタ)に向けて神戸市内の練習場で最終調整を行った。この試合から指揮を執る安達亮新監督(43)は「みんなの力で勝ちたい」と必勝を強調。イレブンも選手間ミーティングを行い、前線からの積極的な守備と、ハードワークという原点回帰を確認。J1残留に向けて負けられない一戦に臨む。

 崖っぷちの深紅の軍団がたどり着いた答えは、原点回帰だった。「どんな内容でもいいから勝ち点3を取れればいい。(安達)亮さんになってからハードワークが戻ってきた。妥協せずにやるだけやね」。FW大久保は険しい表情で語った。

 MF野沢ら経験豊富な選手の補強に成功した今季は、開幕時から和田元監督の下で、これまでの堅守速攻にボールの支配率を高めるスタイルを融合するサッカーを志向。5月からバトンを受け継いだ西野前監督もまた、その方向性強化に取り組んだ。

 選手間でも賛同する者が多いスタイルだったが「それができていないから今の順位。とにかく走って勝つことしか今はない」と大久保。14日には選手間ミーティングも行い、走り勝つ神戸らしいサッカーへ回帰することも意思統一した。

 正式な監督としては初陣となる安達体制だが、指揮官も冷静だ。「育成年代でも監督をやらせてもらって、その時から一つ一つの勝負にこだわることを徹底してきた。初戦だから、というのはない」。J2降格の危機を、全員の力で乗り切る。

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