12月にサンパウロでJ合同トライアウト
来季の新助っ人補強に向け、Jリーグのクラブを対象にブラジル人選手の獲得を目的とした大規模な合同トライアウトが12月にブラジル・サンパウロで開催されることが19日、分かった。ブラジル全域から選抜されたトップクラスの若手約100人が集結する初めての試みで、J1、J2の計約10クラブの強化担当者が視察予定。ブラジル人選手発掘の新たなルートとして注目されそうだ。
関係者などによると、スポーツマネジメント最大手「トラフィック社」が日本で活躍したブラジル人選手の傾向を分析した上で、独自のスカウト網から300人以上の若手プレーヤーを集めて事前テストを実施。厳選した約100人を12月10日から4日間、サンパウロの施設に集めてトライアウトを開催する。
Jクラブの担当者はプレーに加え、選手と同じ施設に宿泊することで性格など競技面以外の適応要素を把握できるため、獲得リスクを最小限に抑えることができる。金銭的な条件があらかじめ提示されており、「適正価格」が保証されていることもプラス材料だ。