仙台夢散 東北魂来季こそ

 「J1、仙台0‐1新潟」(24日、ユアスタ)

 仙台の夢はついえた。会見の最後に手倉森監督が大声で発した「残念!!」という言葉。これが、チームに関わる全員の率直な気持ちだった。優勝争いの経験がなく、重圧に負けた。17位の新潟に足をすくわれるまさかの展開。MF梁は「早い段階で急ぎすぎた。もうちょっと落ち着きがあれば良かった」と悔やんだ。

 昨年3月11日、東日本大震災が発生し、チームは一時的に活動休止。サッカーを続けてよいのかという葛藤の中、監督や選手はボランティアにも従事した。「亡くなった人の中には東北を、日本を良くしようと思っていた人もいたかもしれない。そういう人の無念さを、東北で生きている人がはらす必要がある。そういう話を選手たちにもしたし、だから、こういう力を発揮できていると思う」。練習場で指揮官が話したことがある。

 指揮官が常々口にする言葉は「希望の光になる」‐。東北のためにも、来季こそ優勝をつかみ取る。

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