神戸残留へ打倒広島!紫ビブスでイメトレ
J1残留争いで15位の神戸は28日、神戸市内のいぶきの森球技場で最終節・広島戦(12月1日・ホームズ)に向けて調整を行った。戦術確認や紅白戦の際には、対戦相手を意識させるため、広島のチームカラー・紫色のビブスを用意。勝てば残留が決まる一戦に向けて、勝利のイメージを高めた。
緑のピッチに“仮想広島”がズラリと並んだ。人形の練習器具が着用していたのは紫のビブス。リーグ優勝した広島の基本布陣に並べるだけでなく、1トップにFW佐藤を連想させる「11番」を置くなど、細部までこだわった。安達監督は練習後「分かりやすいかなと。イメージづくり?そうだね」と語った。
練習前には広島の映像を使ったミーティングで戦術を注入。DF相馬は「(人形に着せると)少しサイズが小さそうだった」と苦笑いをしたが、ミーティング直後の戦術確認だけに、選手の評判も上々だ。
ただ、気になるのは試合当日に広島が着用するのは、白色のサードユニホームが濃厚だということ。イメージの微妙な“ズレ”が心配だが「勝てば何でもいいんよ」とFW大久保。そう、勝てばすべてが報われるのだ。