宇佐美夫妻、移籍の岩渕を完全アシスト
サッカー女子、なでしこリーグの日テレからドイツ2部・ホッフェンハイムに移籍する日本代表の岩渕真奈(19)が29日、東京・稲城市内で心境を語った。10月にドイツ視察した際、同クラブの男子チームに所属する日本代表のMF宇佐美貴史(20)から生活に必要な情報を入手。蘭夫人の手料理を食べる約束もしており、宇佐美夫妻から万全アシストを受けることを明かした。
東京で実家暮らしの岩渕は、ドイツで人生初の1人暮らしをする。家事は「お手伝い程度」しかやったことがないというが、なぜか「楽しみです」と余裕の表情。その裏には宇佐美と蘭夫人の強力バックアップがあった。
10月にドイツを視察した際に、宇佐美からは「ここのスーパーでこういう物が買える」という生活情報を入手。さらに蘭夫人は自身のブログで披露するほど料理が得意とあって「食べに行きます」と楽しみにしている。
ロンドン五輪では出場機会が少なく、「環境を変えて頑張りたい」と移籍を決意。今年の春ごろから受けていたオファーに応えた。ドイツ語も「これからです」と課題もあるが、「チームメートに信頼されて日本を代表する選手になりたい」と迷いはない。
契約は13‐14年シーズンまで。12‐13年で1部に昇格できなければ、別の1部チームへの移籍を支援してもらう約束もしている。手術した右足小指のリハビリ中で年内の皇后杯での復帰を目指し、年明けに渡独する。